飯豊連峰 頼母木山 地神山 門内岳 北股岳 (頼母木小屋~梅皮花小屋) 

 民宿 奥川入荘の鯉のぼりに見送られて出発  5 西俣ノ峰から上部を眺める。三匹穴から上はガス
   
 オオドミ付近の福島県喜多方市のエーデルワイス山岳会の皆さん  頼母木山々頂に着きました。後は下って頼母木小屋へ
   
 中条山ノ会 亀山さん一行とスライド  頼母木小屋に到着しました
   
 地神山々頂 この時期としてはかなりの風だ  門内小屋が見えてきた。
   
 冬期入り口の窓が割れている・・・情報通りである  室内に入り窓側を写した。大量の雪が入り込んでいる
   
 寒気が緩むと、水浸しになる筈だ  二王子岳から続く尾根
   
 北股岳山頂 奥は大日岳から蒜場へ伸びる尾根  梅皮花避難小屋が見えてきた
   
 梅皮花小屋 管理棟 水晶峰から縦走してきた単独の登山者は石転ビを下る
   
 雪の稜線を頼母木小屋へ戻る  朳差岳をバックに竹爺
   
 朳差岳と左のピークは鉾立峰  日本海に沈む夕日
   
 刻々と色彩を変えて暮れゆく飯豊北部稜線  下山は早い三匹穴を目指し広い雪の斜面を下る
   
 枯松峰下の雪原 朳差岳
   
 左からakiちゃん、竹爺、しんぺーさん なごり惜しくて何度も何度も振り返る
   
あ~あ、終わっちゃったねぇ・・・風呂に早く入りたいね  GPS LOG
   


個人山行 
行 程   5月4日 国民宿舎 梅皮花荘駐車場~西俣ノ峰~頼母木山~頼母木山避難小屋(泊)
       5月5日 頼母木小屋~頼母木山~門内岳避難小屋~北股岳~梅皮花避難小屋=ピストンで頼母木小屋(泊)
       5月6日 頼母木小屋~西俣ノ峰~国民宿舎 梅皮花荘駐車場
参加者   竹爺(小国山岳会)、しんぺーさん、akiちゃん(新潟山岳会)、LTQ(下越山岳会)
行き先    飯豊連峰 頼母木山避難小屋~梅皮花岳避難小屋
天 候    5月4日 晴れ後曇り 標高1,400m付近からやや風が強まり気温低下、頼母木山々頂付近は視界不良
        5月5日 曇り後晴れ 強風 頼母木~門内の間は瞬間的に20m+の風
        5月6日 晴れの後曇り・・・・下山後短時間強雨


目 的   akiちゃんの骨折後の体力回復、リハビリトレーニング

      門内岳避難小屋、梅皮花岳避難小屋の巡視、状況把握
      LTQのボッカトレーニング

装 備   冬山無人避難小屋泊まり装備
登はん用具:なし
雪山用具として、Wストック、ワカン、クランポン
ナビ用品:GPS・地図・シルバコンパス・マップポインター・テープ標識
防寒具:カッパで代用・薄手のダウン


コースタイム        事 柄
5月4日
06:45分  梅皮花荘駐車場 集合
07:00分 梅皮花荘駐車場 出発(300m)
07:25分 西俣ノ峰取り付き(330m)
07:55分 大曲(530m)
09:50分 西俣ノ峰(1,023m)
11:00分 枯松峰(1,184m)
12:30分 三匹穴(1,450m)
13:33分 ニセ頼母木(頼母木平 1,680m)
13:44分 頼母木山(1,730m)
13:49分 亀山氏とスライド
14:00分 頼母木小屋着(1,622m)

5月5日
04:00分 起床
05:00分 明るくなるが、ガス、風が気になる
06:24分 予定より少し遅れて出発   かなりの強風
06:39分 頼母木山(1,730m)
07:03分 地神北峰(1,780m)
07:26分 地神山(1,849.6m)
07:55分 扇ノ地紙(1,889m)
08:17分 門内小屋(1,870m)  本棟2F室内調査・外観調査・管理棟、石室、WCの外観調査
08:40分 門内小屋発
09:27分 北股岳(2,024.9m)  門内を過ぎるとやや、風が収まる
09:45分 梅皮花小屋着(1,855m)

11:32分 梅皮花小屋発
11:53分 北股岳(2,024.9)m
12:41分 門内小屋(1,870m)
13:21分 扇ノ地紙(1,889m)
13:41分 地神山(1,849.6m)
13:54分 地神北峰(1,780m)
14:09分 頼母木山(1,730m)
14:20分 頼母木小屋着(1,622m)

5月6日
05:00分 起床
07:26分 頼母木小屋発(1,622m)
08:05分 三匹穴(1,450m)
08:44分 オオドミ(1,235m)
09:05分 枯松峰(1,184m)
09:57分 西俣ノ峰(1,023m)
10:52分 大曲(530m)
11:22分 取り付き(330m)
11:42分 梅皮花荘駐車場(300m)

概略
GWはakiちゃん、Satominと3人で岳沢ベースで前穂、西穂を計画したが今年4月から執拗にまとわりつく寒気の影響で大量降雪、上高地の指導所で入山禁止措置。仕方ないので、小梨平で幕営、状況にあまり変化がないので一度、沢渡まで下り、旧穂高町側の三股から蝶ヶ岳へ登り、小国山岳会の岳ちゃんに会いに出かけた。

さて、GW後半、akiちゃんは蝶ヶ岳で昨年の骨折事故後、初めてテント装備で標高差約1,400mを登ったがかなり辛かったようで、ボクもあんなバテた彼女を観たのは多分初めてだった。軽量サクサクの登攀は全然OKなのだが、担荷力の衰え、担ぐ荷物とペース配分の感覚の混乱は顕著といえる。そんなこともあり、この山行になったのだが、梅皮花小屋の点検を兼ねて、竹爺、akiちゃんの所属会のしんペーさんの参加を頂いて4名で、GW後半、飯豊の稜線を歩くことになりました。


記録

梅皮花荘の駐車場で集合して、準備をして歩き始める。お天気は昨日の雨もあがり薄日が射して春らしい陽気。しかし、GWの頃の気温とは思えない低さが続いている。梅皮花荘の奥に進むと、熊祭りの準備がされている。

熊祭りで例年振舞われる熊汁も東電福イチ原発事故の影響で、山形県内は熊肉の流通が止められている・・・と云えばいいいのか?
まっ、この際法的な部分はさておき、そういうことなんだそうだ。

民宿奥川入に顔を出して挨拶をして6日下山予定と伝える。
荷物、重いなぁ・・・

西俣ノ尾根取り付きから急な痩せた尾根を登る。大きな楢の木が枯れかけていたけれど、とうとう倒れていた。
ヒト汗絞られて大曲。尾根を渡る風が気持ちよい。
十文字池で一休みして上を目指す。少し上に7人~8人のパーティーが休んでいる。
十文字池から西俣ノ峰まで標高差約300m。ユックリ登って西俣ノ峰。
上部の三匹穴から上は相変わらずガスの中。朳差岳も上部はガスの中。
天気予報とは異なり今日は、期待薄。

次の目標は枯松峰。何度かアップダウンを繰り返し広い雪原状の場所に来る。ここもホワイトアウトが嫌なところだ。
昨年、4月半雪洞にテントを張って、設営後風向きが変わり、一晩中除雪で眠れなかった場所を眺め、ここだ、ここだ。と確認。
でも、雪の着き方がやはり異なる。風の強弱、雪の降り方で変わる。

枯松峰からやや下がって、風を避けて休憩。更に下って登り返して、オオドミ。ここは平坦地で広い場所。テン場適地となっている。
ここから登り三匹穴。
冬期では以前は三匹穴をテン場としていたが、最近ではオオドミをテン場とすることが多い様に聞いている。
三匹穴から稜線は近いが、いかんせん風が強い。
オオドミから稜線まで、30分以上三匹穴よりかかる。しかし、風を避けるには良い場所であり後者を選択するケースが増えているものと思う。
ただし、風が比較的弱いということは、大量降雪で降り込められる可能性も内在している。
この辺は、登山者、パーティーの考え方だろう。

三匹穴で一休み。

いや~疲れてきたな・・・
三匹穴から標高差275mで頼母木山。ニセ頼母木(頼母木平)まで来ると、あとはホントに一登りで頼母木山だ。トラバースして小屋に向かうルートも
あるけれど、先ずは、山頂に登り敬意を払う・・・・というか、下山時に視界不良だと困るので、標識を若干付けたかった。
下山時、頼母木山からの下降方向、ニセ頼母木の平坦部分、ニセ頼母木からの下降方向。この辺りは用心して押さえておきたい。
GPSがあってもやはり、自分で付けた標識の確実性にはかなわない。縦走でも退路の確保の意味もあるので、残置標識と併せ、過度にならない
程度に振り返りつつ、必要に応じて付けたい。

頼母木山に着いたものの、視界はなく写真を撮って頼母木山避難小屋に向かって下る。
少し下ると、中条山ノ会の亀山さんパーティーとスライド。
日帰りで、頼母木小屋の点検に上がってきたとのこと。門内の管理棟、石室の入り口、問題発生の情報のある本棟冬期入り口の確認、状況写真
の撮影の件等少々立ち話。

頼母木小屋に到着。中に入ると3名の方がいらっしゃいました。
そのうち、2名の方は昨日登ってくる際、ホワイトアウトでルートを失い、ニセ頼母木でビバークしたとのこと。テントがあって助かったとのこと。
もう一人の方は竹爺と以前にどこかで会った事があるらしい。

私たち4名は1階、喜多方市のエーデルワイスの皆さんが2階に入った。
akiちゃんが、「竹爺~」と声をかけたら、「あんたが、ナントカ爺さんか!ブログ観たぞ・・・・・・」流石、飯豊の有名人!

先ずは、雪を溶かし水を造りながら練習の乾杯!
気温は低いものの、やはり旨い!
結局、毎度の事ながら、乾杯の練習はいつの間にか本番に。でてくる、でてくる・・・・美味しいツマミ。

食事は各自としたものの、それは飯豊の仲間・・・・様々出てきます。
この夜は、akiちゃんの鶏団子鍋。竹爺(郁ちゃんが全て準備した・・・ここ大事)のトン汁は明日。
郁ちゃんの漬物も絶品で、都合で来れなかったのが残念至極。
この時期はまだ、生ものが心配ないので食事はバリエーションに富み楽しい。

中でも、今回のNewFace・・・竹爺持参のキャビア・・・・・????
これは特筆もの。いや、マチガイなく魚卵だよ。
今回、ボクはガソリンコンロの大きい燃料ボトル2本持ちあげたけれど、広い小屋ではどうにも寒くて、結局この日、1本全て燃やしてしまった。
・・・・まあ、暖を採り、水を作るためにガソリン。デカいボトル2本揚げたのだから、目的通り。

鶏団子鍋とツマミで腹一杯。アルコールも廻って就寝。
ボクの3シーズンシュラフ、大分、疲労が疲れているようで干してもなかなか、ロフトが回復しない。
ダウン着て、合羽着ても寒い寒い。


5月5日
目ざまし前に寒くて目が覚める。
廻り諸々準備しているが、風の音が凄い。もっとも風の音も小屋内で聞くより外に出ると案外大したことがないのが普通だ。
外に用を足しに行った人が、ガスが濃くて御来光は見えん。とのこと。外を確認すると仰るとおり、その通り。
計画書は時間に余裕を持たせて作っていたので、ノンビリ食事、食後のコーヒーを飲んでユックリ準備してしていると
カメラマン氏が窓から外を観て、「お~」との声・・・
ガスが晴れて来たようだ・・・・ただ、風の音が気になるなぁ・・・

まぁ、準備して予定より30分近く遅れて出発。
この頼母木小屋のある場所から少し下った大石山から、門内・北股周辺までは北から西の風が吹くと非常に強く当たる場所だ。
今日も、かなりの強さだ。歩いていて立ち止まり姿勢の維持に支えが無いと厳しい。
ニット帽が飛ぶ勢いなので瞬間的には20m+だろう。

空は青く輝いているのだが、どうにも歩きずらい。それでも厳冬期の辛さとは違い春の暖かさを感じる。
それでも、ペットボトルの水が凍っていた。

地神北峰近くで昨晩、頼母木小屋に居たカメラマン氏と会う。最高だ~風に煽られるけれど最高だ~
またリベンジに来ます。と言っていた。彼は丸森尾根を下山していった。

風に煽られながら南部を眺め、所属会の会山行、個人山行
シミケン、リョウのパーティー
若さん
新潟山岳会
みんな、順調なのかな?この風は大変だろう等思う。

風に翻弄されつつ、門内小屋
あ~やっぱり冬期入り口の窓ガラスが割れている。
中を覗くと、大量の雪が吹きこんでいる。こりゃ、大変だ。
この雪が融けると、大量の水になり1階まで水浸しになる・・・・・気温も低いし、常駐管理期間までかなり日数があるので締めっきりなので
なかなか、乾かないだろう。内部も写真を撮る。

石室入口、管理棟入口付近の写真も亀山氏から現況写真として撮影を依頼されていたので写真を撮る。
管理棟入口は雪が吹き込み開けられる感じではない・・・・・こりゃ、困ったことにならねばいいが・・・
5月3日に蒜場山登山口まで送った知人のW氏は管理棟の鍵を携行して行く。と話していた。
軽量化の為に、昨年の管理棟の残置物をアテにしていなければいいのだが・・・・
まっ、テント泊しているのだから大丈夫か・・・・・・・・・これが、後日現実のものとなる。

先行していたエーデルワイスの3名は、門内沢の大岩にデポ品があるので回収して下山する。とのこと。
雪崩の心配がないこともないという状況。少し気持ち悪いね~気を着けて。と声を掛け合い分かれる。
少し進んで振り返ると、アンザイレンして下降していく姿が見えた。

門内小屋から北股岳目指して登る。絶景~
雪堤と藪のコンタクトラインを登る。なるべく古い雪が露出して硬い雪面を繋いで登る。硬いといっても氷結している程ではないので
クランポンを着用していれば、何にも心配の要らない硬さで快適。

北股岳山頂。風は強めに吹いているけれど吸い込まれそうな風景である。南部稜線のどこかに所属会メンバー、友人、知人が歩いているのだろう
そう思うと、何だか不思議な様な気がする。竹爺が大日の山頂で何かが光ったよ。何かの反射で多分、人が居るんだね。と教えてくれた。

北股岳から梅皮花小屋を目指して下降する。あまり北側に寄らない様に下降。梅皮花小屋、管理棟がハッキリ見えてきたけれど管理棟入り口も
結構、雪があるんじゃない?でも、内開きだからよほどいいだろう。
梅皮花小屋到着。冬期入口の階段にスコップが括りつけてあるので、アックスとスコップで管理棟入り口の除雪をして開ける。
小屋本棟の入り口が冬期入り口、1F入り口共に開かない。という情報なので開けてみるが、やはり情報通りで開かない。とても開く様な雰囲気の
ものではない。と、いうのもドアに隙間があり、中に雪があるのが判るのだ。ここのドアは内開きなので、ドアの内側に雪が吹き込むと開ける事が
極めて困難となる。これも報告用に写真を撮って管理棟で休憩。風に当たらないだけで随分と楽である。竹爺はODDに状況を報告。

梅皮花、門内と避難小屋が2つ連続して使用ができない状況となっていた。門内は1Fを使う気であれば風避け程度のイメージでは現状使えるかも
しれないが、雪が融けて1Fまで水浸しになればそうもいかないだろう。

水晶峰から廻ってきたという、単独の登山者が小屋の影で休んでいた。昨日は御西で小屋のすぐ近くに居たが小屋がホワイトアウトで分からず
テントだった。今日の風でもう、疲れたから、稜線の旅はここでオシマイにして石転びを下る。と話していた。石転びを下り、温身あたりで泊まり
明日、ユックリと帰宅するらしい。
梅皮花小屋を出発する直前、竹爺が水場の様子を確認に行く。
この雪の量だもん、水場は出ていないだろう~。と言いつつでかけて行く。
戻ってきた竹爺、水が噴き出している。とのこと。
多分、小屋のWCに水を引くパイプのどこかが凍結して噴いているんじゃないか?等と話がら振り返ると確かに水場の場所が青く見えた。
雪に水が染み込んでそれが太陽の光を受けて青く見える様だ。
小屋から、北股岳まで高低差で170m位か・・・その割にキツイな~。帰り路はこの登りが最大高低差。あとは多少の登り降りがあっても
基本的には下りなので、登りがあっても見た目程にはない。

北股岳から下ると、雪が腐り始めていて、いわゆるアイゼン団子状態になる。アックスでコンコンと靴をタタキながらトコトコ下る。
門内小屋の影で一休み。休んでいる間に、冬期入り口の破損をもう少し詳しく見ていたら、相当に強い力で外側からの力が加わったと推測できる
痕跡を見つけた。ガラス代わりのアクリルの窓をかなりの力で蹴破ったことと思われる。

さて、帰り路も半分。喉が渇いた。早く帰ろう。
帰りは朳差岳がどんどん近付いてくる。キレイな山容で少し尖った鉾立峰がアクセントである。
風に煽られて歩いてきたので何だか疲れた。

小屋に着くと何だかドッカリしてしまった。
今日は練習なしの乾杯の本番からスタート。疲れた身体にアルコールが沁みわたる。
今晩は我々4名しかいない。

昨晩の鶏団子汁をサッと頂き、材料は郁ちゃんが準備して、竹爺が背負ってきた豚汁の材料を今日は、しんぺーシェフが腕を振るう。
しんペーさんの味付けは一言で云えば優しい味。旨いです。
寒気も抜けて温度も上がり、暖かいモノを頂いてアルコールもシコタマ頂き、バタンキュー。
でも、ロフトの痩せたシュラフは寒かった。


5月6日
さて、今日は朳差岳までピストンしてから下山の予定であったけれど、風に吹かれて疲労した身体は、昨晩のうちに、即下山モードに今日は寒冷前線
の通過で午後から崩れる予報・・・・
さて、何となく、ノンビリ起きて直食を頂いて、ドリップ・コーヒーを楽しみ小屋内を掃き掃除して下山にかかる。
晴天のなか、ホントに今日崩れるのかいな?そんな思いのなか、下山は頼母木山に登らずにトラバースしてニセ頼母木に向かう。
ホワイトアウトしていたら、頼母木々山頂まで登り返し、コンパスで方位を確認して正攻法で下山。ニセ頼母木からは、雪原に出ないで藪っぽい尾根
上を辿るの良いだろう、融雪が進んだら、雪と藪のコンタクトラインも一つの手であろう。
何れにしても、傾斜に流されて降りて行くと、旭又沢に入り込むので高度を参考に必ず、三匹穴のテン場適地で位置確認して欲しい。

オオドミで一休みする。広くて気持ちの良い所である。ノンビリしたい気持ちになる。
次の休憩は十文字池か・・・
西俣ノ峰まで下るとここからは朳差岳、稜線の風景とお別れだ。
名残惜しくて、何度も何度も振り返る。

十文字池で小腹が空いたので行動食を摂る。
満を持して登場の冷やしトマトを出して、皆で食べる、竹爺はパンにハムと挟んで食べている。
さすが~

雪解けが進み気温が高く、花も咲き綻んでいる。
イワウチワ、イワカガミ、下部ではカタクリが美しい。
花に見とれて、大曲。ここからは痩せた下り難い細尾根だ。注意して下ろう。

ユックリ気を付けて下山。取り付きに戻った。これで一安心。
奥川入りの若女将の直美さんに下山の報告をして梅皮花荘の駐車場へ。
駐車場で荷を解いて、風呂に向かうが、風呂の所用時間がかなり異なるので、ここで一応の解散とした。

梅皮花荘の風呂に入ると既に稜線はガスの中。
朳差岳に行ったら捕まったねぇ~等とノンビリ湯船の中で話していたが、実はこの頃、悪天と対峙していた知人がいたのだ。

風呂からあがり、帰途に着く。途中、関川村の食堂が休みなので、坂町まで下って遅い昼食を食べていたら、急な強い雨が来た。
縦走メンバーの心配をしながら、帰宅。

翌、7日、新発田市役所から知人の行方不明、彼の所属会のメンバーが捜索に入ったことについて確認の電話があった。
心配していたが、9日、小国山岳会のHZU他の尽力により無事救出された。

不安定なお天気に登山者が翻弄された今年のGWだった。

同行の皆様ありがとうございました。
楽しい時間を過ごせました。

Special Thanks・・・郁ちゃん



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